Vol.21 週末起業フォーラム会員のつながりで大成功!
2008年6月27日

- 自分の好きなこと、得意な分野をネタにして週末起業するときに気になるのが、どうやってビジネスを展開すればいいかということ。株式会社カメレオンの代表、福留洋之さんは、Web制作で起業した週末起業家。 福留さんが成功した理由は自分が理想としている人の仕事を週末起業で下請けすることで、ビジネスを成功させるノウハウを習得したことです。現在は事業を拡大させて、2006年に法人化。Webの制作、Webプロデュース業など多方面で活躍されています。さっそく週末起業を始めたいきさつからうかがってみました。
●週末起業をはじめたきっかけを教えてください
私はもともとパソコンには興味がなく、パソコンに詳しいわけでもなかったんです。実をいうと、ウェブ制作の仕事をする前は、運送業や警備の仕事などを中心に行っていました。
ところがあるとき、パソコン教室に通っていた妻がいじっているのを脇で見ているうちに面白いなと思うようになり、それからパソコンにのめり込んでいきました。ちょうど、興味を持ち始めたのが90年代後半のITバブルの時期。世の中がIT関係で沸き立っていた頃です。
IT系のエンジニアには、プログラマーをはじめとして、さまざまな職種がありますが、なかでもWeb制作に非常に興味を持っていました。見た目にも楽しいし、お客さんのニーズを聞いて、それをWebで表現する広告代理店の仕事に興味を持っていました。
とはいえ、いくら自分が興味を持っているからとはいえ、まったくスキルがない状態でしたから、どうすればいいのか迷っていました。そこで、通常の業務の合間にWebの制作の仕事ができないかということを考えたのが、週末起業を始めたきっかけです。
●まったくの未経験の状態から、どうやってウェブ制作のお仕事を覚えたのですか?
まず、最低限のWebの知識を身につけようと考えました。とはいえ、Web制作スキル向上のために多くのお金は掛けられません。そこで、教育訓練給付金制度を利用して、Webクリエイタースクールへ入学して講座を受けました。
次に将来的には、独立を視野に入れていたので、どうやってお金を得ればいいのかが悩みのタネでした。そこで考えたのが、Web制作をビジネスとしている人について、どうやってお金を得ているのか、他人のマネを徹底的に行うことでした。
たまたま講読していたメルマガの筆者が、週末起業フォーラム会員、ノーブルウェブの松原さんだったんですね。運よく知り合いになることができ、ちょうど外部スタッフを募集していたので、勉強のつもりでいろいろ仕事をさせてもらったんです。
それこそ請求書の作り方からWeb制作料の相場、プレゼンのための資料の作り方など、Web制作でビジネスをやるために必要なあらゆるビジネススキルをすべて、仕事を請け負うことで学んだという感じです。
そのおかげで1年間という短い期間で「ホームページ制作 かめれおん工房」を設立し、独立することができました。より短期間で仕事のスキルを身につけるなら、自分がやりたい仕事で成功している人の仕事の仕方を学ぶことが一番手っ取り早いと思います。
●週末起業が軌道に乗るまでのどくらいかかりましたか?
週末起業はWeb制作のビジネスを本格始動させるための「学び」の期間と捉えていましたので、軌道に乗せるという概念はあんまり頭になかったですね。週末起業はWeb制作の代行業ですから、やはり自分の時間も限られていますので、そんなに多くは稼げませんでした。
それに、最初は楽しかったWeb制作もこなす量が多くなってくると、贅沢な話ですが、飽きてしまって、作りたくなくなってきてしまうんです。こういう状態をなんとかしなくてはと、と考えたのが、制作料を何倍かにして他人にやってもらうとことです。
自分もそうでしたが、代行業をコンスタントに行っていると、それ以外では稼げないんじゃないかという固定観念に凝り固まって、目先のお金にとらわれがちになってしまうのです。
目先のお金も大切ですが、人をきちんと雇って、他人にお金が払えるぐらいの単価の高い仕事をやろうと、もっとお金が稼げる仕事を取ることに力を注ぎました。そして、週末起業で起業した「かめれおん工房」を法人化(株式会社カメレオン)して、2人の社員を雇いました。
単価は週末起業時代の3倍以上も高い単価になっていますが、高いことで、逆に安心する人も出てきました(笑)。客層が明らかに変わりました。ちなみに独立してからは、収入も週末起業時代の10倍以上に跳ね上がりました。
●独立するうえで、週末起業はどういう点に役立ったと考えていますか?
週末起業を始めてよかったことは、改めて仕事の実績作りの重要性に気がついたことです。小さいことからコツコツと……ではありませんが、週末起業の代行のビジネスで、私は「技を売る」ことからスタートさせたのです。実質的な収入が少なくても、そこから得ることは非常に大きかったですね。
また、ノーブルウェブの松原さんをはじめ、素晴らしい人と出会えたことで、Web制作で稼ぐにはどうすればいいかという実践的なノウハウをそこで学べました。
週末起業を一つずつ成功させていくなかで、具体的な仕事の実績が積み上がります。そうすると、より単価の高い仕事へのステップアップの道が開かれました。
第一のステップである週末起業で起業家を相手にWeb制作、Webプロデュースの実績を上げて、次の第二ステップで主要顧客を法人に切り替えて、より安定した収入を得ると週末起業を捉えていたので、デメリットは特にありませんでした。
ただ、私も週末起業の状態に留まっていたら、いつまで経っても成長できなかったかもしれません。今、思えば週末起業によって、うまくビジネス感覚を磨くことができました。
●週末起業時代の1日のスケジュールは一体どうだったのでしょうか?
週末起業をやっていたときは、本当に休みはありませんでした。毎日、本業で23時に帰宅して、それからが週末起業の時間。だいたい翌朝の 3〜4時ぐらいまでやっていましたね。
毎日ほとんど睡眠時間はないのですけれども、会社で仕事の合間に休んだりして調整していました。時間を埋め合わせするために、土日も休まずにフル活動しておりましたね。本業の仕事以外は週末起業に注力していたという感じです。
ただ、私は子供がいないので、特別に家族との団らんを作る必要はなかったのは救いでした。週末起業は外で仕事をしているわけではなくて、自宅でやっていましたし、妻とのコミュニケーションにも問題はありませんでした。
それに妻もパソコンの知識があり、ホームページの作成もできますので、本当に忙しいときは、仕事も手伝ってもらいましたし、一緒に今後の相談等もしたりしてコミュニケーションはとれていました。
あとは、たまに外食したりしていました。特に意識的に団らんの時間を設けた覚えはありません。今は、会社を法人化しましたし、社員も入れましたので、きちんと土日は休むことにしています。
●開業資金はどのくらいでしたか?
週末起業としてかかったのはノートパソコンの20万円ぐらいですね。あとは、毎月の運用費である1万円のサーバー代ぐらいです。それ以外は、まったくかかりませんでした。
●今後はどのような事業展開を考えていますか?
今後は、株式会社カメレオンをもっともっと大きな存在にしたいと考えております。
出典/週末起業フォーラム「週末起業通信−週末起業家登場」

-
「Web制作、Webプロデュース業」 福留洋之さん

お名前:福留洋之さん
株式会社カメレオン代表取締役
http://www.kameleon.jp/
週末起業開業:2005年
初期投資:約20万円











