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Vol.20 セミナー好きが高じて、セミナー評論家として独立!

2008年5月02日

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  • 15年以上もセミナーを受講し続け、受講数は数千にも上るという日本一のセミナー大好き人間が栗原敏彰さん。セミナー好きが高じて、セミナー評論家として独立。現在、数々のセミナーでコンサルタントやコメンテーターも行っています。好きを仕事にするその秘訣を栗原さんに伺いました。

●今は空前のセミナーブーム。セミナー評論家なんてまさにオンリーワンビジネスですね!

ありがとうございます。私は昔から勉強するのが大好きで、セミナーと呼ばれるものはほとんど出ていたんですね。知り合いの保険のおばさんに紹介されて、19歳で生命保険の営業の仕事についたときから、セミナーには行きまくっていました(笑)。

当時は、日産で16年間トップセールスを誇った伝説のセールスマン奥城良治さんのセミナーや、日本話し方センターの創業者で30万人以上を教えてきたという江川ひろしさんのセミナーなども出ていましたね。

セールス手法にしろ、話し方にしろ何か気になると勉強をしにいくタイプなんです。そんなこんなでセミナー受講歴は15年。日本一だと自負しております。

●しかし、セミナーはお金も時間もかかるし、セミナーによっては教えられたことを自分の糧として取り込むことができない場合もある。そこまでセミナーにかける理由はなんでしょう?

セミナーに行くのは、もちろん勉強しにいく、学びに行くという意味合いもあるのですが、それ以上に関心があったのはその人の持っている生きざまというか、その人の人生そのものなんです。

営業術や投資術、会話術といったノウハウ的なものだけではなく、講師の人から生きる知恵を学ばせていただいていると思います。セミナーに出るのが趣味とでも申しましょうか。本当に面白くてしょうがないわけです(笑)。

社会人になりたての頃、とても面白いと実感したのは、守屋洋さんのセミナー。そこで韓非子の話があったんです。韓非子は秦の始皇帝に仕えた軍略家でサラリーマンの間でも絶大な人気を誇る歴史上の人物です。

彼は著作のなかで、君主の仕え方についてもいろいろ言及しているんですね。そこで君主は利によって動くというのがあったのですが、当時、私の上司がまさにそういうタイプでした。

生命保険の支社では生保レディが一番の稼ぎ頭。彼女たちの心を掴まないと、営業成績を上げていくことはできません。私は支店長ではありませんでしたが、彼女たちとうまくやるために毎朝、彼女たちの机を掃除して回りました。

ところが、それを見ていた支店長が私にそういうことをやると自分が目立たなくなるからやめて欲しいといってきたのです。そのとき、「ああ、これが韓非子が言っていたことだ」と思いましたね(笑)。

こういうときは正義感を振りかざして反論せずに言うことを素直に聞こうと思いました。生保レディの人には、上司が気の小さい人で掃除ができなくなりましたと事情を話し、その場をやり過ごすことにしたのです。

結果は大成功。嫌な上司は、勝手に自分でスキャンダルを起こし、自滅していなくなってしまいました(笑)。こういうときは秀吉式でやろうとか、自分で考える。生きる知恵としてもセミナーは本当に有効だと思います。

●いいセミナー、悪いセミナーの見分け方を教えてください。

いいセミナー、悪いセミナーの違いというのは内容自体にあるのではなくて、私は講師の人間性だと思っています。講師にもいろいろな人がいて、セミナーに来ている人に不要なものを売りつけたり、自分たちの会に強引に勧誘するような人がいます。

講師の人間性を見極めるのは大変難しいのですが、私のサイトを含めて、いろいろなサイトを見ながら比較検討することが大事ですね。安易にお金儲けに走ったり、よくわからない自己啓発を促すようなセミナーは避けたほうがいいかもしれません。

●いろいろなセミナーのなかから週末起業に出会ったのですね。

そうです。藤井先生と森先生が八丁堀の労働スクエアでセミナーを開催したときに、行ってみたわけです。そのときは、生命保険の営業職を退職し、食品メーカーの営業職として、佃煮の実演販売を行っていました。

佃煮の販売は対個人客向けの商売だと思われるかもしれませんが、お中元とかお歳暮で購入される企業の方が多く、その実はBtoBビジネスなんですね。

当時、インターネットが普及したおかげで、お中元やお歳暮で佃煮をネットで購入する会社が多くなって、東京支店がなくなるのではないかという話になっていたのです。そこで、このままでは将来が危ないと危機感を持っていたわけです。

セミナーに出てみると、夜景評論家の丸々もとおさんが講師として出ていらして、趣味も仕事になるんだとそのときに衝撃を受けました。それで自分の好きなこと、できることということでネタを探していったのです。

そこでセミナーの受講歴は誰にも真似ができない、オンリーワンだと考えました。肩書きも丸々さんの夜景評論家からヒントを得て、セミナー評論家とつけることにしました。

●そこで、セミナー評論家として週末起業を行ったのですか?

実はネタを見つけた後も、しばらくは週末起業をスタートすることができませんでした。最も大きな理由はどうやって起業するのかが実感としてわからなかったからです。

どうやって自分のやっていることを世の中に知らしめようか、どこから顧客を得ていけばいいのかなど、問題は山積していました。こうした問題が解決して、実際に始めたのは2003年です。週末起業のセミナーを聞きに行ってから2年後のことです。

あるセミナーでブログというホームページに代わるものが大ブレイクすると教わり、ブログを書き始めました。ネタはもちろんセミナーの体験談です。一通り、セミナーの流れを説明しますが、そのなかで必ず自分がそのセミナーを受けた感想を書いています。

たとえば、「講師は明るい太陽に当たっているタンポポのようなおしとやかな感じの人です」など自分の言葉をなるべく使うようにして書いています。おかげで1日に200人の人が来てくれるような大人気ブログになりました。

●週末起業から独立の経緯を教えてください。

週末起業でセミナーの体験談のブログを書くといっても、毎日更新していくのは比較的自由時間があるとはいえ、非常に難しい問題です。サラリーマン時代は、主に休みの日にブログを書いていましたが、大変でした。

独立したのは、週末起業をしてから1年後の2004年。以前から懸案事項であった支社が関東から撤退をするということで、地方に転勤しなくてはいけませんでした。

長年住み慣れた街を離れたくないということと、セミナー評論家として軌道に乗り初めていたので、ある程度なら食べていけると判断できました。そこで、独立をすることに決定しました。

独立後は、主にセミナーの評論を行ったり、セミナー自体のコンサルタントを行ったりしています。最近ではカリスマ講師のセミナーをDVDで見ることができるTUTAYAビジネスカレッジのレンタルDVDでのゲストコメンテーターなどを勤めています。

●最後に週末起業家に対して一言お願いします。

私は会社の先行きが怪しくなったときに、週末起業と出会いました。自分がその気になりさえすれば、無資本で起業ができるのが週末起業というコンセプトです。そのためには、まず100人の中でこれだけは負けないという強みを探すことから始まります。

私の場合はそれがセミナーでした。皆さんにもこれだけは他人に負けないというのが必ずあるはずです。それを発見して、ブログでもメルマガでもいいので世の中に発信していくことだと思います。

出典/週末起業フォーラム「週末起業通信−週末起業家登場」

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  • 「セミナー評論家」 栗原敏彰さん

    お名前:栗原敏彰さん
    週末起業開業:2003年

    Blog セミナーの加速成功的な受け方・とらえ方
    http://blog.livedoor.jp/kurimaro5/