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ネタだし探検隊

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第104回 「教える」商品の価格を高くする為に、価格の見せ方を工夫しよう!

2008年7月16日

日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。

(前号までのあらすじ)
「ワザ・スキル」を売るという代行ビジネスのアイデアを考えていく探検隊。自分一人でやるとなると、どうしても「時間の切り売り」になってしまうことにも気づく。そこからまた、新たなビジネスが思いつく

◆ネタ泉:確かにそうなのじゃが、この場合の「教える」ビジネスには、単純な習い事以上のうまみがある。

◇ハジメ:え〜っと、「この場合」というのは、どういう場合のことですか?

◆ネタ泉:おいおい、ハジメ隊員、ちゃんと聴いておったのか?

◇ハジメ:す、すみません!

◆ネタ泉:代行ビジネスが「時間の切り売り」にならないためには、下請け、あるいはアルバイトを雇う必要があるのじゃが、その代行業務が出来るように教え込むという場合のことじゃ。

◇ハジメ:なるほど。「うまみ」というのは、教えることもビジネスになる、ということですよね?

◆ネタ泉:それは前回、既に指摘済みじゃ。下請け先を自分で育てられるということも、同様じゃな。

◇ハジメ:となると、「うまみ」はどこにあるのでしょうか?

◆ネタ泉:そこじゃよ。教える講座の料金を、高く設定することができる。

◇ハジメ:はぁ? どういうことですか? 高く設定しようと思えば、いくらでも高く設定できますよね?

◆ネタ泉:いや、そうもいかん。よいかハジメ隊員、商品やサービスの価格というものは、それを購入することによって得られるメリットとのバランスで、適正かどうかが判断されるものじゃ。

◇ハジメ:はい、それはわかります。何かを教える講座の場合ですと、教えてもらってスキルが身につくわけですよね? 同じ講座なら、メリットは同じのはずですから、どうして価格が高くできるのか、さっぱりわかりません。

◆ネタ泉:うむ。そう言うじゃろうと思った。そのスキルを習得する目的がどうかで、メリットも変わってくるのじゃよ。

◇ハジメ:とおっしゃいますと?

◆ネタ泉:前回の例で言えば、自転車に乗るのが趣味ということで、自分の自転車を修理するスキルを習得するだけなら、あまり高い受講料は払えんじゃろう。

◇ハジメ:う〜ん、年に2回くらいパンクするとして、パンク修理料金が1回1,000円だとしたら、5年で1万円ですね。5年間、パンク修理がほとんど無料になるとすれば、1万円でメリット分を確保できますね。

◆ネタ泉:実際には、工具や修理材料も必要になるし、労力もかかる。趣味としての楽しみは別として、5年経たないと元がとれないというのは、いかがなものかのう。

◇ハジメ:・・・。ちょっと考えちゃいますね。

◆ネタ泉:じゃがな、自転車修理のスキルを身につけて、たとえばパンクの出張修理という週末起業をスタートできるとしたら、どうじゃ?

◇ハジメ:1万円なんて、半月もすれば回収できちゃいますね!

◆ネタ泉:じゃろう?

◇ハジメ:だったら、受講料は1万円じゃなくて、5万円とか10万円でもいいですよね!

◆ネタ泉:そのとおり。スキルを修得する目的が変われば、料金水準も変わってきて当然なのじゃよ。

◇ハジメ:え〜っと、この話は、下請けアルバイトが出来る人を育てるためのビジネスから始まったんですよね。仕事を提供できるわけですから、受講料を回収しやすいですね。

◆ネタ泉:そうなのじゃよ。趣味のように、単純に消費される商品・サービスではなく、その購入に「投資」の意味合いがあり、金銭的に回収できるものであれば、料金水準は高くなるということじゃな。

◇ハジメ:う〜ん、隊長、さすがです!

◆ネタ泉:この手の理屈は、講座商品だけではなく、いわゆる情報商材についても通用するのう。

◇ハジメ:情報商材というと、CDやDVD、PDFファイルといったものがありますね。

◆ネタ泉:CDなら、わかりやすいじゃろう。たとえば講演やセミナーのCDであれば、5,000円〜10,000円くらいで平気で売られていたりするものじゃ。

◇ハジメ:確かにそうですね。

◆ネタ泉:音楽CDはどうじゃ?

◇ハジメ:え〜っと、僕の好きな浜崎あゆみの最新CDは、ちょっと高めですけど3,990円です。

◆ネタ泉:情報商材CDなら、超人気歌手のCDよりも高い値段で売れるわけじゃ。驚くべきこだとは、思わんかのう?

◇ハジメ:た、確かに・・。恐れ多い気がします。

◆ネタ泉:じゃがの、前回、学んだことを思い起こしてみるがよい。

◇ハジメ:音楽CDは、自分で聴いて楽しむわけですから、「消費」ですね。それと比べて、情報商材CDで、特に起業家や経営者向けのものであれば、「投資」になりますね。

◆ネタ泉:うむ。「投資」は「回収」を期待するからのう。それを考えれば、5,000円〜10,000円といった価格は、タダのようなものじゃ。

◇ハジメ:商品の価格の設定というのは、面白いものですね。

◆ネタ泉:そうじゃ。お前も、だいぶ視野を広くして物を考えることができるようになったのう。

◇ハジメ:ありがとうございます!

◆ネタ泉:では、商品の価格について、お前の考えていることを聞かせてもらおうかのう。

◇ハジメ:まず、「消費」ではなく「投資」となる商品なら、そこから得られる回収金額との対比で価格設定できるということですね。

◆ネタ泉:うむ。それはつまり、購入から得られるメリットと支払う金額との対比ということじゃ。

◇ハジメ:何かを買うときは、やっぱり、価格とメリットとの損得勘定を考えますよね。

◆ネタ泉:ということは、買った方が得だ、と思ってもらえれば、どんどん売れていくということになるわけじゃな。

◇ハジメ:なるほど。やっぱり、価格の見せ方ということでしょうか?

◆ネタ泉:そのとおりじゃ。見せ方を工夫することができれば、起業ネタの選択肢も、きっと広がっていくはずじゃ。

◇ハジメ:世の中を見渡してみると、価格の見せ方をいろいろと工夫していることに気づきますね。たとえば・・・


(次号へ続く)


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  • プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

    お名前:ネタ泉湧夫隊長
    1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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  • プロフィール:二足ハジメ隊員

    お名前:二足ハジメ隊員
    1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。