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ネタだし探検隊

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第101回 「代行」ビジネスの『パターン』と『条件』とは?

2008年7月4日

日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。

(前号までのあらすじ)
自分の持っているモノを「譲ってくれ」と言われたら、そこにビジネスチャンスがあると判断してよい、とネタ泉隊長は説く。自分が持っている商品を売り込むことを考えるより、「譲って欲しい」という人たちを集めた方がよい、とハジメ隊員は気づく。

◆ネタ泉:さらに考えを進めていけば、「譲って欲しい」のほかに、「代わりにやって欲しい」というパターンもあるのう。

◇ハジメ:それは要するに、あなたのスキルと時間を「譲って欲しい」というのと同じですね。

◆ネタ泉:そうじゃよ。頭の中身が柔らかくなってきたようじゃのう。

◇ハジメ:「代わりにやって欲しい」というと、どんなパターンがあるでしょうか?

◆ネタ泉:お客さんのニーズで考えれば、大きくは2つのパターンに分かれる。一つは「自分のスキルでは出来ないからやって欲しい」、もう一つは「自分でやれないことはないけど、面倒だから代わりにやって欲しい」というものじゃ。

◇ハジメ:なるほど・・。でも隊長、どちらも「代行」ということで変わりはないですよね?

◆ネタ泉:うむ。じゃがな、起業ネタとして検討する際は、両方の角度で考えてみることが必要だということなのじゃ。

◇ハジメ:どういうことでしょう?

◆ネタ泉:「代わりにやって欲しい」、すなわち「代行」のビジネスは、商品をみつける4つの切り口のどれに該当するかのう?

◇ハジメ:「モノを売る」「ワザ、スキルを売る」「知識・情報を売る」「場・ネットワークを売る」の4つですね。「代行」は「ワザ、スキルを売る」に該当します。

◆ネタ泉:そうじゃ。「ワザ、スキルを売る」と聞くと、多くの人は、自分のスキルでお金なんてとれるのだろうか?という不安を持っているものじゃ。

◇ハジメ:そうかも知れませんね。

◆ネタ泉:そういう時、「自分のスキルでは出来ないからやって欲しい」という層がどれだけいるか、考えてみる。

◇ハジメ:自分では出来ないという人が多ければ、それだけ「売れる」可能性が高いということですね!

◆ネタ泉:では、そういう人が少なければどうじゃ?

◇ハジメ:「売れる」可能性は、低いですよね?

◆ネタ泉:そうかのう。スキルは持っていても「面倒だから」、さらに言えば、「忙しいから出来ない」人も、世の中にはいるのじゃ。

◇ハジメ:確かにそうですね。

◆ネタ泉:で、代わってやってもらえるなら、お金を払ってもよい、と考えている人たちも多いかも知れん。そういう人たちはどれだけいるかを考えてみて、ネタを評価してみるのじゃよ。

◇ハジメ:一言で「代わりにやって欲しい」といっても、単純ではないんですね。

◆ネタ泉:要は、顧客の心理やニーズをしっかりと把握するということが大切なのじゃよ。それを踏まえると、「代わりにやって欲しい」、すなわち「代行」ビジネスのあり方も、いろいろと考えられる。つまりじゃな顧客の心理やニーズをしっかりと把握して、「代行」ビジネスのあり方を考えることが大切じゃ。

◇ハジメ:具体的にはどういうことでしょう?

◆ネタ泉:要は、ビジネスとして成立するような「あり方」にしなければならんということじゃ。

◇ハジメ:「代行」がビジネスとして成立するかどうかということですか?要は、売れれば「成立」ということだと思うのですが・・。

◆ネタ泉:そうじゃよ。そして、売れる見込みがあるかどうかが問題じゃな。

◇ハジメ:売れる見込みがあるかどうかは、どうすればわかるでしょう?

◆ネタ泉:基本的な質問じゃな。それを知るには、買う立場になることじゃ。自分なら、その「代行」を利用するかどうかじゃ。

◇ハジメ:前回の話で出た「自分のスキルでは出来ないからやって欲しい」という場合は、「代行」を依頼する以外に選択肢はないですよね。

◆ネタ泉:そうじゃな。「代行」の料金次第じゃろうが、どうしてもやらなければならないことは、依頼するしかない。ビジネスとして成立する可能性は、十分に高い。

◇ハジメ:「忙しいから代わりにやって欲しい」というのは、微妙ですね。ちょっと頑張れば、自分でもできるわけですから。

◆ネタ泉:買う側の価値観によるじゃろう。たとえば「家事代行」のサービスなど、ぜいたくと言えばぜいたくじゃ。

◇ハジメ:でも、利用する人は増えていますよね。なぜでしょう?

◆ネタ泉:実は、わが家でも利用しておるぞ。

◇ハジメ:え、そうなんですか? どうしてですか??

◆ネタ泉:まず、わしは家事が下手じゃ。基本的には「自分のスキルでは出来ない」のじゃよ。トホホ。

◇ハジメ:隊長、情けないことを言わないでください!

◆ネタ泉:それにな、非常に忙しい。家事に費やす時間は、仕事に充てたいと思っておる。

◇ハジメ:やっぱり、そういうことですよね。

◆ネタ泉:家がきれいだと、気持ちも良いし、仕事の能率も上がる気がするしのう。それらを考え合わせると、家事代行の費用をかけても、十分にお釣りが来るというものじゃ。

◇ハジメ:なるほど。そう判断する人をみつければ、ビジネスとしては十分に成立するというわけですね。

◆ネタ泉:そこまでわかったのなら、今までの一連の話で、「代行」ビジネスのあり方というものにも、思うところがあるじゃろう。つまりじゃな・・・


(次号へ続く)


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  • プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

    お名前:ネタ泉湧夫隊長
    1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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  • プロフィール:二足ハジメ隊員

    お名前:二足ハジメ隊員
    1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。