第99回 週末起業にとっての「お客さん」とは?
2008年6月27日
日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。
(前号までのあらすじ)
商品に付加価値をつけることで、価格を高くすることができると学ぶ探検隊。お客さんのお役に立ちたい!と思うことが新ネタを生むことにつながるとネタ泉隊長は説く。
◇ハジメ:「お客さんのお役に立ちたい!」と考えることで、いろいろな商品のアイデアが浮かぶというのはわかったのですが、起業する場合、最初は一人もお客さんがいませんよね?
◆ネタ泉:そうかも知れんのう。それで?
◇ハジメ:いや、ですから、お客さんがいなければ、お役に立つも何もないと思うんですけど・・。
◆ネタ泉:お前の視野は狭いのう。まず、「お客さん」の定義をしてみよ。
◇ハジメ:お客さんというのは、お金を払って商品やサービスを買ってくれる人たちのことです。起業する前は、まだそういう人たちを確保できていません。
◆ネタ泉:なぜ、お金を払ってくれるのじゃ?
◇ハジメ:それは、提供する商品やサービスに価値を感じてくれるからでしょうね。
◆ネタ泉:そうじゃよ。それが本当の「お客さん」の定義じゃ。
◇ハジメ:??? 今までの話と、どう関係しているのでしょうか?
◆ネタ泉:週末起業の基本ノウハウを思い出してみることじゃ。
◇ハジメ:基本ノウハウというと、まずは自分の専門分野を決めて、そこからどのような商品を売ることができるか、考えていくんですよね?
◆ネタ泉:ちょっと待った。間違いではないが、もう一つ大事なステップが抜けておるぞ。
◇ハジメ:え、そうですか? ・・あ、そうか! ブログやメルマガで情報発信をするんでしたね?
◆ネタ泉:そうじゃとも。それらを読んでくれる人たちも、立派な「お客さん」じゃよ。
◇ハジメ:そうなんですか??
◆ネタ泉:お前が提供する情報に価値を感じてくれる人たちじゃからな。
◇ハジメ:でも、無料ですよ? お金を払ってくれてませんよ?
◆ネタ泉:お金を払っているかどうかは、さっきの「お客さん」の定義にはないぞ。それに、価格ゼロ円を支払った、と考えてもよいではないか。とにもかくにも、週末起業を志してからの最初の「お客さん」じゃから、大事にしなけりゃ罰が当たるぞ。
◇ハジメ:要は、「価値を感じてくれる人」かどうかなのですね。
◆ネタ泉:そうじゃよ。で、どうすればもっと「お役に立つ」ことができるかのう?
◇ハジメ:あ、なるほど! そういう意味では、まだお金をはらってくれるお客さんがいなくても、「お役に立ちたい!」を考えることができるのですね!
◆ネタ泉:まぁ、ビジネスの基本じゃな。逆に考えることもできるぞ。つまりじゃな「お役に立ちたい!」と考えて起業ネタを発想するのとは逆に、お役に立てそうな相手を探し、その人たちを顧客ターゲットにすることもできる。
◇ハジメ:「お役に立てそうな相手」ですか? どうやって探したらよいのでしょうか?
◆ネタ泉:「探す」というより、「考える」ということじゃな。「お役に立てそうな相手」とは、自分ができることでサポートしてあげられそうな相手のことじゃ。
◇ハジメ:サポートしてあげられそうな相手? たとえば趣味の分野で考えれば、これからその趣味を始めようとしている「初心者」の人たちが、顧客ターゲットとして考えられますね!
◆ネタ泉:おぉ、良い点に気づいたのう。ならば、その「初心者」の人たちのお役に立てることを徹底的に考えていくとよい。
◇ハジメ:なるほど。確かに初心者のうちは、わからないことだらけで、いろいろと困ってしまうことが多いですよね。
◆ネタ泉:うむ。趣味をするのに必要な道具を売るなら「スターターキット」のようなセット商品をつくってみることが考えられるぞ。
◇ハジメ:それは便利で、役に立ちますね!
◆ネタ泉:そうじゃろう。そうやって考えていくと、たくさん商品アイデアが浮かぶはずじゃ。
◇ハジメ:そうですね。たとえば同じ趣味の道具でも、高齢者向けというのもあるでしょうね。
◆ネタ泉:高齢者の人たちで、何に困っているのかということを、徹底的に考えていくと、アイデアが浮かぶじゃろう。
◇ハジメ:隊長、やっぱり顧客ターゲットを絞り込むのが大切だということですね。
◆ネタ泉:そのとおりじゃ。自分の得意技と「お役に立てそうな相手」とが、うまくマッチングできれば、非常に競争力の高いビジネスが生まれるじゃろうな。
◇ハジメ:世の中、何かで困っている人はたくさんいますよね。起業ネタも、それだけたくさんあるということでしょうね。
◆ネタ泉:困ったことがあった場合、お前ならどうするか?
◇ハジメ:う〜ん、誰かに相談すると思いますけど?
◆ネタ泉:ほう。それもまた、起業ネタが生まれるきっかけになるじゃろう。つまりじゃな・・・
(次号へ続く)

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プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

お名前:ネタ泉湧夫隊長
1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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プロフィール:二足ハジメ隊員

お名前:二足ハジメ隊員
1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。












