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ネタだし探検隊

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第97回 「コンセプト」から起業ネタを発想せよ!

2008年6月20日

日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。

(前号までのあらすじ)
ネタ泉隊長から起業ネタの企画のつくり方を学んでいるハジメ隊員。企画の方向性は、「コンセプト」という形でしっかりと整理しておく必要があるとネタ泉隊長は説く。

◆ネタ泉:商品企画でも起業ネタでも、「コンセプト」が定まっていなければじゃな、いったい誰に何をアピールしているのかが、わからないということになるのじゃ。

◇ハジメ:う〜ん、というと、「コンセプト」というのはつまり、アピールするポイント、ということでしょうか?

◆ネタ泉:ズバリ言えば、「欲しいと思わせる何か」ということになるじゃろう。

◇ハジメ:欲しいと思わせる何か・・・。それは、お客さんから見てということですよね?

◆ネタ泉:その通りじゃよ。「欲しい」という思いを強く喚起すればするほど、売れる可能性は高くなる。

◇ハジメ:具体的には、どんな例があるでしょうか?

◆ネタ泉:たとえば、吉野家の牛丼はどうじゃ? 「うまい、早い、安い」というのは魅力的なコンセプトじゃろう。

◇ハジメ:確かに、そうですね。欲しいと思わせる魅力がありますね!では隊長、「週末起業」の場合はどうでしょう?

◆ネタ泉:それは何と言っても、「会社を辞めずに起業する!」という言葉で表現されておるじゃろう。

◇ハジメ:なるほど。会社を辞めるというリスクを冒さずに起業できる方法だということが、「会社を辞めずに起業する!」という言葉で表現されているわけですね。

◆ネタ泉:そうじゃとも。それ自身は、コンセプトと言ってもキャッチフレーズのようなものなのじゃが、週末起業フォーラムの中では、「会社を辞めず」にできるためにはどうすればよいのか、というコンセプトの下、講座等の内容が組み立てられている。

◇ハジメ:ということは、コンセプトは決して、お題目ではないということですね。

◆ネタ泉:あたりまえじゃ。企画でも、コンセプトを決めたら、それを基本的な方向性として、他の内容も考えていく必要がある。それにな、一つのコンセプトを定めれば、他にも起業ネタを思いつくためのヒントとなる。

◇ハジメ:え!? それは聞き逃せませんね! ぜひ、教えてください!

◆ネタ泉:一つのコンセプトを定めることで、それを起点に他の起業ネタや新商品を考えていくのは、非常に有効な発想法じゃ。

◇ハジメ:たとえば、どんなものがあるでしょうか?

◆ネタ泉:前回、例に挙げた牛丼の吉野家の場合、「うまい、早い、安い」がコンセプトじゃったな?

◇ハジメ:はい、そうでした。そのコンセプトを生かして、他の起業ネタや新商品を考えていくとすると・・・

◆ネタ泉:「うまい、早い、安い」のであれば、必ずしも牛丼でなくてはいかんということはない。

◇ハジメ:米国産牛肉が使えなくなって、いろいろな新メニューが誕生しましたね。

◆ネタ泉:実際に人気があるかどうかは別として、どれも「うまい、早い、安い」メニューばかりじゃろ? まずくて高くて、出てくるまで時間がかかり過ぎるようなメニューは、論外じゃ。

◇ハジメ:なるほど。でもやっぱり、吉野家は牛丼ですよね。他の事例はどうでしょうか?

◆ネタ泉:クロネコヤマトの宅急便はどうじゃ? そもそものコンセプトは何であったか、わかるか?

◇ハジメ:え〜っと、確か、とにかく翌日に着く、というのが衝撃的でしたね。

◆ネタ泉:ということは、「翌日配送」がコンセプトじゃ。となると、「翌日配送」だとありがたいようなサービスを、どんどんと考えていくことができる。

◇ハジメ:そうか! だから「ゴルフ宅急便」や「スキー宅急便」みたいなサービスが生まれたわけですね!

◆ネタ泉:そういうことじゃ。「コンセプト」を軸にして、それを実現する他のビジネス、他の商品はないか、と考えていけば、どんどんと新しいアイデアが生まれてくるじゃろう。

◇ハジメ:それは、「専門分野」から4つの切り口で商品を考えていく、というのも同じですね。

◆ネタ泉:よいことに気がついたのう。じゃから、「専門分野」も、「欲しいと思わせる何か」というコンセプトの定義に沿った設定の仕方をしておくのが、望ましいじゃろうな。

◇ハジメ:はい!


(次号へ続く)


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  • プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

    お名前:ネタ泉湧夫隊長
    1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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  • プロフィール:二足ハジメ隊員

    お名前:二足ハジメ隊員
    1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。