第96回 起業ネタはシンプルに説明して、コンセプトをしっかりと定めよ!
2008年6月18日
日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。
(前号までのあらすじ)
ネタ泉隊長から企画書のつくり方を学ぶハジメ隊員。アイデアをシンプルに企画書にまとめることができなければ、まだ構想がクリアになっていないということだと隊長は指摘する。さらに隊長は、一人で何か新しいことをやる場合は、特に誰に説明する必要がなくても、必ず企画書をつくると話す。
◇ハジメ:シンプルにまとめるってことが、意外と難しいですね。
◆ネタ泉:そのシンプルなまとめが、企画書の「企画の概要」という項目で説明される。
◇ハジメ:ということは、今まで教わったことを振り返ると、まずは「企画の背景」、次に「企画の概要」という企画書の項目立てになりますね。
◆ネタ泉:そうじゃな。この構成はすなわち、頭の中で起業ネタを発想し、事業にしていくプロセスに沿っているわけじゃ。
◇ハジメ:とおっしゃいますと?
◆ネタ泉:起業ネタを発想する際は、世の中にどんなニーズがあるかとか、ビジネスになりそうな自分の強みとかを、まずは考えるじゃろう。それがすなわち「企画の背景」ということじゃ。
◇ハジメ:つまり、「企画の背景」というのは、起業ネタが生まれた背景、ということになるわけですね!
◆ネタ泉:そのとおりじゃ! なかなか冴えておるのう!
◇ハジメ:で、「企画の概要」は、起業ネタが生まれた背景を受けて、「だからこういうビジネスを起業ネタにする!」ということを書くわけですね!
◆ネタ泉:おぉ、すごいではないか、ハジメ隊員。では、「起業ネタ」とは何じゃ?
◇ハジメ:は? 起業ネタは起業ネタとしか言いようがないわけで・・
◆ネタ泉:そういうことではないぞ。起業ネタの構成要素は何か、と聞けばピンと来るかのう。
◇ハジメ:あ、そうか! 起業ネタの構成要素は、「誰に(顧客)」「何を(商品)」「どうやって(販売システム)」でしたね!
◆ネタ泉:じゃから、「企画の概要」に書くことは?
◇ハジメ:同じですね。「誰に(顧客)」「何を(商品)」「どうやって(販売システム)」売るビジネスだということを、説明すればよい。
◆ネタ泉:簡単じゃな。
◇ハジメ:なるほど、これならかなりシンプルです!
◆ネタ泉:じゃろ?
◇ハジメ:逆に言うと、起業ネタを考える際は、「誰に(顧客)」「何を(商品)」「どうやって(販売システム)」売るビジネスだということをズバリ、シンプルに説明できればいいってことですね?
◆ネタ泉:今日はなかなか冴えておるのう! ではさらに、先へ進むとするか!
◇ハジメ:はい!
◆ネタ泉:「企画の概要」で、たとえば起業ネタをシンプルに説明したら、次は「企画の詳細」を考えていくことになる。
◇ハジメ:「企画の詳細」というと、「概要」よりも具体的に書いていく必要がある、ということですね。
◆ネタ泉:そうじゃな。「企画」と言ってもいろいろあるから、「詳細」で何を書くべきかについても、さまざまじゃ。
◇ハジメ:では、どうしましょう?
◆ネタ泉:たとえば商品の企画なら、「商品仕様」を明確にすることじゃな。
◇ハジメ:商品仕様というと、商品の名称や形態、価格といったことになるでしょうか?
◆ネタ泉:まぁそうなのじゃが、ラフな企画書の段階では、そこまでは詰めることはできんかも知れんのう。この企画書を基に、具体的に検討していくということもあり得る。
◇ハジメ:となると、「商品仕様」の手前の段階の何かを書かなければいけない、ということでしょうか?
◆ネタ泉:そういうことになる。
◇ハジメ:「商品仕様」の手前の段階となると・・・、どういうことでしょう?
◆ネタ泉:よいか、ハジメ隊員。こういうものは、いきなりモノを作り始めてはいかんのじゃよ。方向性をしっかりと決めてから、具体的な作業に取り掛かるものじゃ。
◇ハジメ:なるほど。方向性を間違っちゃうと、どうにもなりませんね。
◆ネタ泉:商品を企画するのでも、起業ネタを実際の事業や商品にしていくのでも、方向性をしっかりと見定めることが必要なのじゃ。
◇ハジメ:う〜ん、でも方向性と言われてもなぁ・・。どう表現したらいいのか、わからないです・・・。
◆ネタ泉:こういう時のために、便利な言葉が「コンセプト」じゃよ。方向性を決めるとは、すなわち、「コンセプト」を決めるということじゃ。
◇ハジメ:「コンセプト」という言葉は、よく聞きますね。でも何だか、今一つわかっていないかも・・。
◆ネタ泉:商品企画でも起業ネタでも、「コンセプト」をしっかりと定めずに進めるなど、本来、あり得ないことなのじゃよ。つまりじゃな・・
(次号へ続く)

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プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

お名前:ネタ泉湧夫隊長
1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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プロフィール:二足ハジメ隊員

お名前:二足ハジメ隊員
1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。












