知る。-備えあれば憂いなし。起業に関する情報・ノウハウのあれこれはここでGet!

起業コラム&ノウハウ

ネタだし探検隊

バックナンバーを見る

第95回 企画書をつくってアイデアをチェックせよ!

2008年6月13日

日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。

(前号までのあらすじ)
アイデアを思いついたら、すぐに企画書にまとめることを勧めるネタ泉隊長。そうすることで、新しい起業ネタが生まれることも多いという。ハジメ隊員は隊長に、企画書についてもっと教えて欲しいとせがむ。

◇ハジメ:隊長、企画書は「普通にA4の用紙に、項目立てして書いていけばよい」ということですけど、具体的にはどういう項目を作ったらいいんでしょうか?

◆ネタ泉:そうじゃなぁ、まずは、なぜこの企画を立てるのかという理由を明確にしておく必要があるじゃろう。項目の名前としては、「企画の背景」とでもしておくか。

◇ハジメ:企画を立てる理由? 背景? 週末起業のアイデアが浮かんだ場合、どんな感じになるんでしょうか?

◆ネタ泉:あまり難しく考える必要はないぞ。例えば、こういう人たちがこういうことで困っているので、それを解決するこういうサービスを提供してビジネスにする、という具合に整理すればよい。

◇ハジメ:なるほど。それくらいなら書けますね。

◆ネタ泉:なおかつ、読んでわかりやすい。よいか、ハジメ隊員。企画書は自分のためであり、それを読む相手のためでもある。読んですぐにピンと来るようでなければ、役に立たんぞ。

◇ハジメ:はい! で、隊長、次はどんな項目にしたらいいですか?

◆ネタ泉:そうじゃなぁ、次は・・。おっと、少しは自分で考えたらどうなのじゃ? たとえば誰かから企画書を受け取るとして、「企画の背景」の次に、どんなことが書いてあったらわかりやすいと思うかのう?

◇ハジメ:う〜ん、どうでしょう。いろいろ知りたいことはたくさんありますけど・・。

◆ネタ泉:では、どういう順番で知りたいかのう?

◇ハジメ:やっぱり、一番知りたいのは、その企画で儲かるかどうかですね。

◆ネタ泉:ならば、それを書けばよいぞ。

◇ハジメ:はい、え〜っと、この企画は、儲かります、っと。

◆ネタ泉:おいおい、そんな書き方では困るのう。キチンとやるなら、市場規模がどれくらいあるか、業界の競争環境がどうなっているか、そして、成功のポイントがどこにあるのか、といったことを説明することじゃな。

◇ハジメ:かなり本格的というか、格調高い企画書になりそうですね!

◆ネタ泉:で、それだと書けるのか?

◇ハジメ:まず、市場規模ですね。・・・

◆ネタ泉:どうした?

◇ハジメ:・・・・

◆ネタ泉:ん? どうした?

◇ハジメ:市場規模って、どうやって調べたらいいんですか?!

◆ネタ泉:うむ、それは難しい質問じゃのう。統計資料などにあたったり、それらのデータから推計するなど、いろいろな方法がある。

◇ハジメ:ということは、データを探しに行かなければならないということですね!

◆ネタ泉:まぁ、本格的に取り組むのなら、そういうことになる。しかし今回については、とりあえずアイデアを企画書に落とし込んでおこうということなのだから、そこまでやらんでもよいじゃろう。

◇ハジメ:じゃぁ隊長、どうしたらいいんでしょう?

◆ネタ泉:よいか、ハジメ隊員。市場規模を知る目的は、果たしてそのビジネスのお客さんは十分にいるかどうかを確認することなのじゃよ。

◇ハジメ:なるほど。細かい数字は、まずはさておき、ということになるでしょうか。

◆ネタ泉:そうじゃな。まずは「こんなことで困っている人がたくさんいます」ということをもって、お客さんが確かに存在するということにしておいて、とりあえずは良いじゃろう。

◇ハジメ:え〜っと、ここまでで企画書の項目立てとして、「企画の背景」と「市場規模」まで進みましたね。次はどうなるのかなぁ?

◆ネタ泉:まぁ待て。「企画の背景」の次が「市場規模」だというのは、お前が勝手に言い出したことじゃぞ。簡易的なビジネスの企画であれば、「企画の背景」の次に「事業の概要」として、全体像がわかるような説明をしておきたいものじゃ。

◇ハジメ:そうでした。読み手の立場に立って、何をどういう順番で知りたいかを想定して作るんでしたね。

◆ネタ泉:じゃから「全体像」を「背景」の次に説明する必要があるのじゃよ。要するに、どういう商品をどういう顧客に対して、どのように提供して収益を上げるビジネスなのか、パッと見てわかるようにするのじゃ。

◇ハジメ:なるほど。意外とシンプルですね。

◆ネタ泉:もし頭の中にあるビジネスをシンプルに説明できないとすれば、まだ自分自身でも構想がよくまとまっていないということになるじゃろう。

◇ハジメ:となると、人にも説明できませんよね。

◆ネタ泉:そうじゃな。じゃから、企画書を書いていくことで、自分のアイデアの完成度というものも、判断できるのじゃよ。

◇ハジメ:だからこそ、企画書にまとめることが大切なんですね!

◆ネタ泉:うむ。わしの場合、一人で何か新しいことをやる場合は、特に誰に説明する必要がなくても、企画書をつくるぞ。

◇ハジメ:隊長、さすがです! 僕も見習います!


(次号へ続く)


前の記事へ       次の記事へ

  知るTOP 新着記事一覧へ
  • photo
  • プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

    お名前:ネタ泉湧夫隊長
    1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

  • photo
  • プロフィール:二足ハジメ隊員

    お名前:二足ハジメ隊員
    1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。