第87回 自分だけが持つ経営資源の 「組み合わせ」で「自分ならでは」をみつけよう!
2008年5月16日
日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。
(前号までのあらすじ)
ネタ泉隊長はハジメ隊員に、人生の戦略を立てることについて説明する。
人生の戦略目標を決めて、手持ちの経営資源を分析することが大切だと、ネタ泉隊長は語る。
◆ネタ泉:手持ちの経営資源を分析することは、週末起業のノウハウで言えば、自分自身のたな卸しをすることになる。
◇ハジメ:確か、「自分たな卸しシート」というのがありましたね。確か、「好きなこと」「できること」「得意なこと」「使えるもの」「世の中の時流」といった角度で欄を埋めていくんでしたよね?
◆ネタ泉:そうじゃ。「好きなこと」から「使えるもの」までが、自分の持つ経営資源だということになる。これらを踏まえて、戦略を考えるのじゃ。
◇ハジメ:隊長、「世の中の時流」については、どう考えたらいいんですか?
◆ネタ泉:それは、ビジネスの戦略を考える上では、「外部環境」を分析するということになるのう。
◇ハジメ:それも大切なのですか?
◆ネタ泉:そうじゃな。外部環境との兼ね合いで、手元の資源をどう使うのが効果的かを考えるのじゃよ。例えば、せっかくの優れた能力も、市場ニーズがなければ、役に立たないということになる。
◇ハジメ:なるほど。週末起業家の場合は、どう考えるのがよいのでしょうか?
◆ネタ泉:まずは、幸福な人生を送ることが、誰にとっても最重要な人生の戦略目標じゃろう。じゃが、何が「幸福な人生」なのかが、人によって異なる。
◇ハジメ:そうか・・。週末起業家の場合、まずは経済的に豊かになることでしょうか?
◆ネタ泉:まぁ、それもあるじゃろう。となると、週末起業での収入を最大化するために、手元の経営資源を使う方法を考えるということになるのう。
◇ハジメ:隊長、「誰でも簡単に儲かる」というキャッチフレーズをよく耳にするのですが、そういうノウハウを使えば、手元の経営資源なんて、あまり関係ないのではないでしょうか?
◆ネタ泉:まぁ、あまりその手の宣伝文句は信じないことじゃな。とは言え、もし本当に「誰でも簡単に儲かる」ビジネスがあるとすれば、それは「外部環境」すなわち「世の中の時流」が求めているようなものなのじゃろう。
◇ハジメ:ってことは、そういうものを起業ネタにするのもいいってことですか?
◆ネタ泉:いやいや、そう単純ではない。短期的には良いかも知れんが、誰でも簡単にできるというのなら、あっという間に世の中に広まってしまい、いずれは儲けられなくなるじゃろう。
◇ハジメ:そうか・・。なかなか難しいものですね・・。
◆ネタ泉:だからこそ、他の人が持っていない、自分だけが持っているような経営資源に気づき、それを軸に起業ネタを考えることが大切なのじゃよ。
◇ハジメ:う〜ん、言うのは簡単ですけど、「自分だけが持っている」なんて資源、そうそう見つかるとは思えないのですが・・。
◆ネタ泉:そう言うじゃろうと思っておったわ。頭の中をもう少し柔らかくする必要があるのう。つまりじゃな、「自分だけが持っている」資源には、元々備わっているもあれば、意識して獲得していくものとの両方がある、と考えることじゃ。
◇ハジメ:「元々備わっている」とおっしゃいますと?
◆ネタ泉:それが、「自分たな卸しシート」で言うところの、「好きなこと」や「できること」に相当する。
◇ハジメ:「できること」が資源だというのはわかりますが、好きなこと」も、資源なんですか?
◆ネタ泉:もちろん、そうじゃよ。人にはそれぞれ好みがあるから、「好きなこと」こそ、「自分だけ」のものではないか。「自分ならでは」と言い換えた方が、わかりやすいかも知れんがのう。
◇ハジメ:「自分ならでは」ですか。なるほど、それならピンと来ます。
◆ネタ泉:「自分ならでは」こそ、起業ネタを決める重要なキーワードじゃぞ。
◇ハジメ:だから、「誰でも儲かる」みたいなネタは、あり得ないということなんですね?
◆ネタ泉:そうじゃとも。お前もだいぶよくわかってきたようじゃな。
◇ハジメ:でも隊長、その「自分ならでは」を見つけるのが大変なんですけど。例えば、僕の「好きなこと」を、同じように好きな人は、世の中にたくさんいると思いますけど?
◆ネタ泉:そこで大切なのが、「好きなこと」や「できること」を組合わせてみることなのじゃよ。
◇ハジメ:組合わせてみる? するとどうなるんでしょう?
◆ネタ泉:組合わせるとなると、ライバルの数はグンと減るじゃろう。わかるか?
◇ハジメ:そう言われれば、そうですね。組み合わせのパターンは無限ですから。隊長、そうすれば「自分ならでは」とか「自分だけ」の資源を発見できる可能性が高いですよね!
◆ネタ泉:そのとおりじゃ。以前から言っておるじゃろう。発想は「組み合わせ」が大切だということをのう。
◇ハジメ:「好きなこと」や「できること」「得意なこと」の一つ一つは、もしかしたらありふれたものであっても、組み合わせることで独自性を生んでいくことができるってわけですよね!
◆ネタ泉:それこそ、起業ネタ発想の極意じゃ。
◇ハジメ:考えてみれば、「好きなこと」も「できること」「得意なこと」も、組み合わせてみれば、本当に十人十色ですよね。ってことは、誰でも「自分自身だけが持つ資源」を持っているってことですよね!
◆ネタ泉:うむ。そしてさらに大切なのは、先ほど言ったように、「意識して獲得していく」ことじゃ。
◇ハジメ:とおっしゃいますと?
◆ネタ泉:意識して「磨き上げる」と言った方がよいかも知れん。 つまりじゃな・・
(次号へ続く)

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プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

お名前:ネタ泉湧夫隊長
1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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プロフィール:二足ハジメ隊員

お名前:二足ハジメ隊員
1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。












