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ネタだし探検隊

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第82回 単品商売のメリットとデメリットとは?

2008年4月25日

日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。

(前号までのあらすじ)
単品商売で始めることで「最初の一円」を稼ぎやすくなることを学んだ探検隊。とは言え、やはり品揃えをした方が、売上を増やすことが容易になる。ネタ泉隊長は、単品商売から商品を拡充していくイメージについて、ハジメ隊員に話し始める。

◆ネタ泉:例えばじゃな、講座ビジネスについて考えてみよう。最初は、何か一つ、テーマを絞ってその講座を開催する。

◇ハジメ:商品を拡充するには、講座の数を増やすことが必要ですね。

◆ネタ泉:うむ。しかしいったい、どのような講座を増やしていくのが良いかのう。

◇ハジメ:う〜ん、それは最初に開催した講座の関連講座でしょうね。関連講座を増やしていくことで、商品が拡充していきます。

◆ネタ泉:簡単じゃのう。しかしな、それでは単品商売で始めたメリットを十分に生かすことができておらんな。お前の考え方なら、最初から複数の講座を用意しておいてもよいということになる。

◇ハジメ:いえいえ、それでは準備が大変だから、最初は単品商売で、という話ですよね?

◆ネタ泉:それも単品商売のメリットじゃが、それ以上のメリットを見逃しているということなのじゃよ。

◇ハジメ:と、おっしゃいますと?

◆ネタ泉:最初の単品、すなわち講座の参加者にアンケートを取り、次に受けるとしたらどのような講座を希望するか、尋ねてみることを、なぜしないのじゃ?

◇ハジメ:あ、なるほど。その手がありました。確かにそれは、単品で始めるメリットですね。

◆ネタ泉:手ごたえを確かめながら、一歩一歩進んでいくというやり方じゃ。これなら確実じゃろう? これは何も、講座ビジネスに限ったことではない。

◇ハジメ:はい、リスクが少ないですよね。よくわかりました!

◆ネタ泉:随分と、簡単に納得してくれるのう。しかしなハジメ隊員、そのやり方のデメリットも、よく考える必要がある。

◇ハジメ:デメリットですか? 隊長、混乱するようなことを言わないでくださいよ。いったい、どちらが正解なんですか?

◆ネタ泉:すぐに唯一の「正解」を求めたがるというのは、偏差値世代の欠点じゃのう。ビジネスの世界では、「正解」は一つではない。ケースバイケースで決まる。

◇ハジメ:そんなもんですかねぇ・・。もったいぶらないで、隊長、デメリットってどういうことか、教えてくださいよ!

◆ネタ泉:よしよし。一歩一歩進んでいくやり方のデメリットはじゃな、顧客にしてみれば、「先が見えない」状態になるということがある。

◇ハジメ:先が見えない? 確かに、次にどんな商品が出てくるか、わからないですよね。でも、それって特に問題ありますか?

◆ネタ泉:商品特性によっては、問題になることがあるのじゃよ。

◇ハジメ:というと、どのような?

◆ネタ泉:うむ。顧客から見て、どこまで面倒をみてくれるのか、不安になるということがあるじゃろう。

◇ハジメ:はぁ? う〜ん、ますますわかりません。隊長、もっと具体的に教えてくれませんか?

◆ネタ泉:すぐに安直に答えを求めるというのが、お前たち若いモンの悪いところじゃ。少しは自分で考えてみてはどうじゃ?

◇ハジメ:そう言われても・・・。面倒をみてくれるかどうか、ですか。それって、「モノを売る」物販ビジネスの場合は当てはまらないように思いますが、どうでしょう?

◆ネタ泉:ほう、消去法で来たか。なぜ物販ビジネスでは、当てはまらないと思うのかのう。バリバリに当てはまるぞ。

◇ハジメ:いや〜、だってモノって一つひとつが完結していますから、次の商品は、あまり関係ないように思うのですが・・。

◆ネタ泉:本当に完結しているかのう? たとえばコピー機はどうじゃ? 消耗品のトナーを扱っていないとしたら、どうする? どこでトナーを買えるか、確認せんと買えないじゃろ?

◇ハジメ:え、コピー機ですか? 週末起業家でコピー機を販売しているなんて話、聞いたことないですけど・・。

◆ネタ泉:情けないのう。そういうことではなく、物事の本質を見極めることをせんか!

◇ハジメ:は、はい! え〜っと、消耗品を必要とするような商品なら、本体と併せて、消耗品をしっかりと供給できるようにしていないといけないってことですね?

◆ネタ泉:うむ、わかってきたようじゃな。

◇ハジメ:はい。ってことは、本体だけまず売って、消耗品を売るのは次に考えよう、というわけにはいかないってことですよね。

◆ネタ泉:そうじゃよ。切り離して売ると具合が悪いというケースじゃな。

◇ハジメ:なるほど。「モノを売る」物販ビジネスについては、よくわかりました。ほかはどうでしょう? たとえば「知識・情報を売る」ビジネスの場合なんかは?

◆ネタ泉:それもまた、自分で考えてみることじゃ。

◇ハジメ:は、はい。失礼しました。講座ビジネスなんかが、それに当たりますよね。講座ビジネスの場合は・・・

(次号へ続く)

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  • プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

    お名前:ネタ泉湧夫隊長
    1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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  • プロフィール:二足ハジメ隊員

    お名前:二足ハジメ隊員
    1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。