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ネタだし探検隊

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第79回 売り上げ規模を稼ぐため、個人向けビジネスを法人向けにアレンジせよ!

2008年4月23日

日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。

(前号までのあらすじ)
コミュニティを形成することで、リピート購買してくれる顧客を確保していくことができると説くネタ泉隊長。まずコミュニティづくりを考え、それから商品を考えても良いとも語る。探検隊は、起業ネタの発展性を見極める観点について、さらに考えていく。

◆ネタ泉:ネタの発展性を見極める観点については、もう一つだけ、お前に伝えておきたいことがある。それは、法人向けのビジネスにすることができるかどうかじゃ。

◇ハジメ:法人向け、ですか。う〜ん、どういうことでしょう?

◆ネタ泉:ビジネスは、大きく分けて個人向けと法人向けとがある。わかるかのう?

◇ハジメ:はい。コンサルタントとかは、法人向けですよね?

◆ネタ泉:そうじゃな。法人向けビジネスの特徴は、一般的には取引金額が大きいということがある。

◇ハジメ:つまり、儲かる、ということですね?

◆ネタ泉:まぁ、原価との兼ね合いがあるか、売り上げ高は大きく稼ぐことができるじゃろう。

◇ハジメ:ということは、法人向けビジネスの方が儲かるということですか?

◆ネタ泉:売り上げ金額的には、個人相手よりもはるかに規模が大きい。個人向けにチマチマ売り上げを稼ぐよりは、法人相手にドカーンと売った方が得だとは思わんかのう?

◇ハジメ:えぇ、確かに。でも、個人向けの商品をビジネスの対象に選んでしまったら、発展性もない、ということでしょうか?

◆ネタ泉:いやいや、そういうことではない。例えば、個人向け商品を製造しているメーカーを考えてみることじゃ。発展していないか?

◇ハジメ:メーカーですか。家電製品とかお菓子のメーカーとかは、大企業になっていますよね。隊長、個人向けビジネスでも、儲かる時は儲かるんですよ、きっと。

◆ネタ泉:ハジメ隊員よ、もっとよく考えてみることじゃ。そのようなメーカーは、個人に商品を売っているのかのう?

◇ハジメ:そうですよ。だって個人が買っているんでしょ?

◆ネタ泉:何を言うか。メーカーは卸業者に売っているのじゃ。個人向けの商品を扱ってはいるが、ビジネスそのものは法人向けなのじゃよ。

◇ハジメ:あ、そうか! そうですよね。一個一個、個人に直販していたんじゃ、大変ですよね。

◆ネタ泉:個人向けのように見えるビジネスでも、ちょっと角度を変えれば法人向けになるのじゃよ。

◇ハジメ:ふ〜ん・・。あ、ちょっと待ってください。家電製品やお菓子を売る小売業者は、個人向けビジネスですよね。個人相手に商売をしているチェーンストアは、十分に儲かっていますし、発展もしていますけど? 近所の居酒屋チェーンなんか、随分儲かっているみたいですよ?

◆ネタ泉:おぉ、鋭い突込みじゃのう。じゃが、わしが言っているのは、週末起業の一般論の話じゃから、例外もある。それに、居酒屋の場合でも、企業の忘年会のような法人向け商売が大きな収益の柱になっていたりもするのじゃよ。

◇ハジメ:なるほど。考えてみれば、週末起業でチェーンストアはやらないでしょうね。

◆ネタ泉:個人向けビジネスを法人向けに変えていくことについては、もう少し詳しく研究した方がよさそうじゃのう。

◇ハジメ:個人向けビジネスを法人向けにアレンジするっていうのは、どうやるんでしょうか?

◆ネタ泉:ハジメ隊員、では、何か個人向けのビジネスを挙げてみてくれんかのう?

◇ハジメ:う〜ん、そうですねぇ・・。週末起業からスタートして大成功した、英会話CDを売る人がいますよねぇ? 英会話CDは個人向けですから、それはどうでしょうか?

◆ネタ泉:簡単じゃ。企業の社員の英語研修教材として売り込むという手がある。

◇ハジメ:なるほど。それなら、大量に売れますね。じゃぁ、隊長はよく「コーチは個人向けのコンサルタントだ」とおっしゃいますよね。コーチならどうです?

◆ネタ泉:それも簡単じゃ。個人ではなく、企業がコーチを雇い、社員にコーチングさせるということがある。これなら、一挙に10人分のコーチング契約を獲得することも可能じゃ。

◇ハジメ:まぁ、教えたりコンサルタント的なことをするビジネスなら、法人向けにアレンジするのは簡単そうですね。じゃぁ、食品とか衣料品とかはどうですか? 法人には必要ないですよね?

◆ネタ泉:いやいや、そんなことはない。高級食材なら、お中元やお歳暮としての需要がある。これもまた、法人相手で大量受注が可能じゃ。

◇ハジメ:では、衣料品なら? お中元やお歳暮の対象にはならないですよ?

◆ネタ泉:それでも、可能性はある。ハジメ隊員よ、「職域販売」という言葉を知っているか?

◇ハジメ:ショクイキハンバイ? 何ですか、それは?

◆ネタ泉:例えば企業に出向いて、社員向けに商品を販売するやり方じゃ。

◇ハジメ:はぁ? そんな商売があるとは、知りませんでした。

◆ネタ泉:企業から見れば、社員向けのちょっとした福利厚生じゃな。一般価格よりは、安い値段で商品を買うことができる。

◇ハジメ:隊長、それは企業ではなくて、個人がお金を払うんですよね? それでも法人向けと言えるんですか?

◆ネタ泉:まぁ、広い意味ではのう。法人・企業が集客をしてくれる。集客コストを抑えられるから、割引価格で売ることができる。

◇ハジメ:いやぁ、勉強になります!

◆ネタ泉:そうか、よしよし。では、成長性についてのネタチェックはこれくらいにして、次は収益性について考えてみよう。

◇ハジメ:はい!

(次号へ続く)

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  • プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

    お名前:ネタ泉湧夫隊長
    1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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  • プロフィール:二足ハジメ隊員

    お名前:二足ハジメ隊員
    1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。