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ネタだし探検隊

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第75回 週末起業家だからできる、マネされないビジネスとは?

2008年4月16日

日々、週末起業ネタ探しに勤しむ、◆ネタ泉湧夫隊長と◇二足ハジメ隊員「起業ネタ探検隊」の冒険記です。

(前号までのあらすじ)
起業ネタや商品の独自性や差別化について考えてきた探検隊。どこで買っても同じような商品なら、わざわざ自分から買う理由はないと考えることもできるが、自分から「買わない」理由もないことを悟り、「売る人」で差別化するとは、そのようなことだと理解する。

◆ネタ泉:ではハジメ隊員、独自性や差別化について、もう一つの考え方をお前に教えてやるとするか。つまりじゃな、どうすればマネされないかを考えることじゃ。

◇ハジメ:マネされないには、「売る人」で差別化するってことじゃなかったでしたっけ? 人それぞれ個性がありますから。

◆ネタ泉:それもあるが、単純にマネされないようにする方法もあるのじゃよ。

◇ハジメ:マネされないようにする? 特許とか著作権とかの話ですか?

◆ネタ泉:もちろん、それもあるのじゃが、別の方法じゃ。マネされないようにするというより、マネする気を挫いてしまうというのが考え方じゃ。

◇ハジメ:う〜ん、それってどういうことでしょう?

◆ネタ泉:つまり、マネする気が起きない、あるいは、マネしたくでも出来ない、と思わせることじゃよ。専門用語を使えば、「参入障壁」を作るということかのう。

◇ハジメ:サンニュウショウヘキ? 何だか大企業みたいですね。

◆ネタ泉:戦略に企業規模の大小は関係ないぞ。規模の小さい週末起業ビジネスの方が、むしろしっかりと戦略を考える必要があるじゃろう。

◇ハジメ:で、ネタ泉隊長、参入障壁は、具体的にはどう作ればいいんでしょうか?

◆ネタ泉:まぁ、先を急ぐな。マネする気を挫くという点では、面倒くさいビジネス、立ち上げに時間がかかるビジネスは、参入障壁が高いと言えるじゃろう。

◇ハジメ:え〜?! 面倒なのはイヤですよ〜!

◆ネタ泉:ハジメ隊員よ、すぐに安易な道を選ぼうとしてはいかんぞ。パッと見て、面倒くさいなぁ、と感じるようなビジネスほど、参入障壁が高く、マネされないというメリットがあるのじゃよ。

◇ハジメ:なるほど。そうそう、おいしい話はないということでしょうかね。

◆ネタ泉:まぁ、そういうことかも知れん。いずれにせよ「好きなこと」でないと、面倒くささに耐えられんじゃろう。

◇ハジメ:やっぱり、「好きなこと」を軸に起業のネタを考える必要があるということですね。

◆ネタ泉:そうじゃよ。

◇ハジメ:で、隊長、具体的にはどんなビジネスが「面倒くさい」んでしょうかね?

◆ネタ泉:それはいろいろあるが、前にもお前に説明したビジネスで、とっておきのものがある。それは、自分の好きなことについてのポータルサイトをつくることじゃ。

◇ハジメ:ポータルサイトですか。でも色んな分野のポータルサイトは既にいっぱいありますよ。

◆ネタ泉:そうじゃ。しかし、みんなが見たくなるポータルサイトというのは、その分野で知りたい情報が必ず見つかるということじゃ。それには多くの情報を掲載しなければならない。

◇ハジメ:なんか、大変そうだなぁ。

◆ネタ泉:そこじゃよ。その分野に興味の無い人は、その分野に関する情報をコツコツと集めるのは苦痛じゃが、好きな分野だったら興味を持って集めたくなるのではないかな?

◇ハジメ:そうですね。自分も知りたいから集める感じですかね。

◆ネタ泉:そうじゃ。だから自分の得意な分野に関してコツコツと大量の情報を集めたポータルサイトはマネされにくいものとなるのじゃ。

◇ハジメ:でも、独立して時間がたくさんあるならともかく、本業のある週末起業家には、そんな情報を集めている時間は無いのではないですか?

◆ネタ泉:それが、逆なのじゃ。実は週末起業家は、独立起業家よりも時間に恵まれているのじゃよ。ハジメ隊員よ、その意味がわかるかのう?

◇ハジメ:いいえ、さっぱりわかりませんけど。週末と平日の夜しかビジネスに取り組めないのですから、週末起業家は全然、時間に恵まれていないと思います。

◆ネタ泉:そうかのう。まぁ、確かに、一日あたりの実働時間数という点では、独立起業家に遅れを取るかも知れん。じゃがな、もっと長い目で見たら、どうじゃ?

◇ハジメ:長期的な視点ってことですか? あまりそれは関係ないのでは?

◆ネタ泉:では、質問を変えよう。もし売上がゼロの状態が続いたとしたら、週末起業家と独立起業家とでは、どちらが先にギブアップするかのう?

◇ハジメ:え〜っと、それは独立起業家の方ですよ。半年で資本金を食い潰して事業継続を断念した、なんて話はよく聞きます。

◆ネタ泉:週末起業家はどうじゃ?

◇ハジメ:週末起業家は、本業の給料で生活費を賄うのが基本ですから。根気さえあれば、理論的には、売上ゼロでも、永遠に続けられますね。

◆ネタ泉:そのとおり。時間に恵まれているのは、どちらの方じゃ?

◇ハジメ:あ〜!! なるほど!確かに、週末起業家の方が時間に恵まれていますね。いつまでに売上をいくら上げなくちゃいけないという制約はないですからね!

◆ネタ泉:そうじゃとも。特にポータルサイトづくりのように、立ち上げて収益を生むようになるまでに時間がかかるビジネスは、週末起業家向けなのじゃよ。

◇ハジメ:確かに、そうかも知れません。

◆ネタ泉:趣味の延長のような感覚で、コツコツと情報を集め、時間をかけてポータルサイトをつくっていくことを想像してみることじゃ。独立して資金に限界があるのがわかっているとしたら、そんな悠長なこと、とてもやってられんぞ。

◇ハジメ:う〜ん、恐れ入りました、隊長。改めて、週末起業に取り組むことの意義やメリットを感じます!

◆ネタ泉:うむ。ではハジメ隊員よ、さらに探検を続けていくぞ。起業ネタを評価する基準について、調べておったのじゃな。次は、将来へ向けての発展性を評価する方法について考えてみる。つまりじゃな・・

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  • プロフィール:ネタ泉湧夫隊長

    お名前:ネタ泉湧夫隊長
    1952年、東京葛飾区に生まれる。商家に生まれ、幼い頃から商いへの好奇心は旺盛。ひいては起業に関する調査に没頭し、2002年に長年の夢であった「起業家支援」のために『ネタ出し探検隊』を発足。現在も日夜、趣味と実益を兼ねて起業ネタ探しの旅を続け、全国津々浦々を奔走している。

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  • プロフィール:二足ハジメ隊員

    お名前:二足ハジメ隊員
    1974年生まれ。独身。2度の転職を経て、文具販売会社の中堅営業マンとして活躍しているが、最近『自分の生きていく意味』や『本当にやりたいこと』『社会に貢献できること』『趣味』『家族』などを考え始める。「週末起業」を知り、何かをしなければと考えていたところでネタ泉隊長と出会う。