第23回 起業マインドを育む!フリーマーケット挑戦記
2008年8月01日
●物販でビジネスの原点に帰る
ここ数年来、「情報起業」が注目されていますが、相変わらず物を売る物販も人気があります。
しかし、週末起業家は日中会社にいるため、物を売るなら、必然的に自らオンラインショップを立ち上げるか、楽天市場などのショッピング・モールに出店するかということになります。
意外かも知れませんが、これらの方法は、立ち上げにお金と手間がかかります。また、始めてからも、店へのアクセスを増やすなど、お金と手間がかかります。
そこで今回は、もっと手軽にものを売る方法として、フリーマーケット(以後フリマ)を中心にご紹介しましょう。フリマとは、ご存じのとおり、地方自治体や民間の業者が出品者に有料で場を提供、そこで販売をさせるものです。手作り品や、家庭内の不要品を販売するのが一般です。
ここに出店すれば、店は持たず、ITも使わず、手間もお金もかけずに、物を売ることができます。開催はふつう週末ですから、サラリーマンでも十分、出店可能になります。
最近は、アマチュアだけでなく、プロの出店が増えています。これこそがうまくやればきちんと儲けが出ることの証拠です。
●実践!フリマに挑戦記
何を隠そう、私はこのフリマに毎年、家族で出店しています。理由は、いくつかあります。
・わが子の起業家教育のため
私は、自分の子どもには、起業家になってもらいたいと思っています。ただ、日本の学校教育では、起業家は育たないと思っており、親が頑張って教えるしかないと考えています。フリマは、我が家の起業家教育の場になっています。
・レジャーの一環
フリマに出店することは、我が家にとってレジャーの一環でもあります。アウトドアで、家族でワイワイと楽しめるところが魅力です。不要品の販売と言えば、最近ではヤフオクをはじめとするネットオークションが主流ですが、こちらはレジャーになりません。レジャーというと、ふつうはお金の出ていくものですが、フリマというレジャーは、お金が入ってくるのですから助かります。
・商売人の感覚を鈍らせないため
私は仕事柄、いわゆる消費者との接点が普段、あまりありません。するとどうしても、発想が机上の空論になりがちです。そこで、商売人の感覚を呼び戻すために、お客さんとの接近戦を求めてフリマに出店します。
なお、商売人の感覚を持つことの重要性については、特にサラリーマン諸氏にも強調しておきます。サラリーマン生活を何十年続けていても、お客さんとの接点が持てず、何も売った経験がないという人が少なくないと思います。
しかし週末起業をするなら、商売人の感覚は必須です。もちろん起業をしていくうちに養われ、自ずと身に付くものです。しかしそもそも起業できない原因が、この商売人感覚の不足によるネタ不在だとしたら、いつまでも始められないことになります。
だからまずはフリマなどで気軽に物を売ってみるのです。お客さんと会ってみて、実際に商品とお金のやり取りをしてみることで、自然に起業の楽しみを知り、起業マインドも育まれると思います。
…と、まぁ、いろいろと言いましたが、要するに、私はそもそも露天で物を売るのが好きなのです。拙著「週末起業チュートリアル」(ちくま新書)でも披露したエピソードですが、大学時代は4年連続、学園祭で焼鳥屋の屋台を出店した経験の持ち主です。おそらく商売人の血が騒ぐのだと思います。

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ナビゲーター:藤井 孝一

お名前:藤井孝一
経営コンサルタント(中小企業診断士)
「日本を起業家で溢れる国に!」をライフワークに奮闘中。会社を辞めずに起業する「週末起業」という起業スタイルを発案、この起業スタイルを全国に普及すべく「NPO法人週末起業フォーラム」を設立。ビジネスパーソンの起業教育を行う。(株)アンテレクト代表取締役社長。著書はベストセラー「週末起業」(筑摩書房)












