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起業コラム&ノウハウ

週末起業のススメ

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第14回 あなたは週末起業に何を求めるのか?

2008年2月22日

「会社を辞めず」「お金をかけず」に、「起業」する!その、ノウハウをお伝えします。

●サラリーマンは、週末起業をこう活用しよう

週末起業の大敵が何かご存じですか?それは、自分の意志です。自分のモチベーションが低下することが、週末起業の最大の障害なのです。会社から「給与」という安定継続収入を得ているサラリーマンは、ある意味せっぱ詰まっていません。それが独立した起業家と比べるとマイナスに働くことがあるのです。

ではそのモチベーションを維持するためにはどうしたらいいのでしょうか?それは「何のために週末起業をするのか?」という目的意識を明確にしてから始めることです。

では週末起業をすでに始めている人は、一体何を求めて週末まで働いているのでしょうか?それを見るために今回は、皆さんと同じような境遇の方々の中で、すでに週末起業を始めている方々にご登場いただき、彼らが週末起業とどのようにつきあっているのかを紹介したいと思います。

通常、週末起業家は周囲に内緒でやっていますので、あまりその実態が知られることはありません。そのせいで実態が把握しにくくなっています。幸い私は定期的に「週末起業をしたい!」「週末起業をしている!」という方の相談にのっていますので、実際に相談に見えた方の中から、ご本人の許可を取れた方の実例を紹介させていただきます。

●仕事も夢も両方実現したい!

少し前にご相談にみえたMさん(34)は、現在アパレル系の商社で営業をしています。仕事に脂がのっていて、会社からの期待も感じつつ、心の中では「このまま終わらないぞ」と野心を燃やしています。

「いつかは起業」という学生時代からの想いがあり、その思いを今も持ち続けているのです。もともと商社に就職したのも「将来は貿易会社を経営したい」という思いがあったからだそうです。

ただ将来に対する漠然とした不安があり、なかなか踏み切れません。Mさんには4歳の男の子と生まれたばかりの女の子がいます。結婚とほぼ同時に購入したマンションの住宅ローンの返済は、まだ30年以上残っています。負担は年々重くなる仕組みになっています。また子供2人の教育費など、これからもお金がどんどん必要になります。

●週末起業で起業の準備

ここで思い切って起業するのには勇気がいります。万が一失敗したらサラリーマンとしてやり直すことは難しそうだからです。何せ世間では「35歳が転職の限界」などと言われています。

まだ若いつもりでしたが、労働市場ではすでに転職が難しい年代になりつつあるのです。こう考えると、自分から会社を飛び出すことができません。もし「会社を辞めたい」などと言ったら、奥さんはパニックになってしまうでしょう。

私は、Mさんに「将来の起業を見据えて、週末起業をしてみたらどうですか?」とアドバイスしました。これならリスクをとらず始められ、軌道に乗ったところで会社を辞めれば、家計に負担がかからないからです。それに会社の仕事と両方楽しむことができます。

Mさんはまず5年後を起業の目標に定め、手始めに小さな輸入衣料の店をオンラインショップとして開設することにしました。平日の激務をこなしながらやるわけですから大変です。ただ、体育会ボート部出身のMさんは、体力には自信があり「まだ少しくらいなら体に無理がきく」とがんばっています。 

週末起業は、Mさんのように「本業も楽しいが、経営もしてみたい。いずれは起業したい」という方が、起業の準備をするための格好の場になります。

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  • 森英樹さん
  • ナビゲーター:藤井 孝一

    お名前:藤井 孝一
    経営コンサルタント(中小企業診断士) 「日本を起業家で溢れる国に!」をライフワークに奮闘中。会社を辞めずに起業する「週末起業」という起業スタイルを発案、この起業スタイルを全国に普及すべく「NPO法人週末起業フォーラム」を設立。ビジネスパーソンの起業教育を行う。(株)アンテレクト代表取締役社長。著書はベストセラー「週末起業」(筑摩書房)