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起業コラム&ノウハウ

週末起業のススメ

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第13回 週末起業はネタが命!

2008年2月8日

「会社を辞めず」「お金をかけず」に、「起業」する!その、ノウハウをお伝えします。

6.さぁ、ネタを考えてみよう

段々話が抽象的になってきました。そこで唐突ですが、ここから先は話をわかりやすくするためにモデルケースを想定します。あなたは、週末起業に憧れる37歳の男性です。仕事は、学習参考書などを数多く発行する出版社の雑誌編集部です。

ご家族は奥さまと5歳の一人息子がいる3人家族。一方、週末のあなたは3度の食事よりも釣が好きで、「釣バカ日誌」のハマちゃんのような人です。仕事は脂がのっていますが将来への不安や、起業願望もあり週末起業を考えています。

あなたが釣りなどやったことが無くても、女性であっても、ここは我慢して、しばらくスーさんになってみてください。あなたは「大好きなことをビジネスにしよう」と思い、釣りをテーマにビジネスにすべくネタ探しを始めました。さてあなたなら一体何を売るでしょうか?

7.ネタ出しのプロセスは楽しい!

なおこのプロセスはこの上なく楽しいひとときです。机に向かってしかめ面で考えるより、遊び半分でやりましょう。車を運転しながら、満員電車に揺られながら、仲間と酒を飲みながら、退屈な会議の時間など、思いつくまま考えてみてください。

すぐに思い浮かばなくてもがっかりしないことです。いつも「何かいいネタはないかな?」と頭に入れておけば、ふとした折りに思いつくモノです。ただ、これも大事なことですが、思い出したら「ばからしい」と思っても、紙に書き留めてください。

そうしないと、すぐに記憶から消えて無くなるからです。その時は「ばからしい」と思っても、あとで思いのほか斬新であることがわかったり、他のモノと組み合わせてみると現実味を帯びてきたり、見違えるほどユニークなモノになったりするからです。

特に、自分の好きなことをテーマに選んでいるとこういうことがよく起きます。こうしていくつか書き出してみて、その中から「これなら自分にできそうだ!」というものを選べばいいのです。ご自身のネタをたくさん考えてみてください。

8.「何を提供するのか」を決める

「趣味に関連するモノを売ろう」と言われると、たいてい「釣りが趣味 → 釣竿を売る」という安直な発想になります。しかし、こうした安直な発想は、たいてい失敗します。なぜなら、釣り竿を売る店は、いくらでもあるからです。しかもその多くは、それを生業(なりわい)にする専門家です。お客さんが週末起業家であるあなたから買う理由は、どこにもありません。

そこで他にもいろいろと検討してみることにしました。実はこれにはコツがあります。まず好きなことに関して、

・モノ
・ワザ
・知識・情報
・人脈

のうち「何か売れるものはないかな?」と考えるのです。例えば、あなたの趣味は釣りですから、次のように考えてみます。

・モノを売る      → 釣竿や釣り道具を売る
・ワザを売る     → 釣りの技術を売る
・知識・情報を売る → 釣り方の知識を売る
・人脈を売る     → 釣人・船頭の人脈を売る

このようにあなたが好きなことに関するモノでモノ、ワザ、知識・情報、人脈を売るとしたらどんなものが売れるだろうかと考えてみることで、少なくとも4つのネタが出てきます。例えば、

・釣竿や釣り道具を売る → 釣り道具屋
・釣りの技術を売る     → 釣りの代行業
・釣り方の知識を売る   → つり教室
・釣人・船頭との人脈   → 釣り船の手配屋

例えば、「釣券ドットコム」(http://www.turiken.com/)さんは、まさに釣りに関連する新しいビジネスを思いつきました。少し解説すると、釣券(釣り人が釣をするために漁場から買う釣りの許可証)を漁場のかわりに希望者にインターネットで販売するというビジネスです。

このビジネスの場合、販売するのは「釣券(入漁券)」という“モノ”です。しかし実際には、漁場の方々と釣人をマッチングするビジネスです。そういう意味で“人脈を売る”ビジネスと言えるでしょう。

このように、本当に自分が好きなことをテーマに選べば、上記4つの切り口から少なくとも4つのネタが浮かぶはずです。

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  • 森英樹さん
  • ナビゲーター:藤井 孝一

    お名前:藤井 孝一
    経営コンサルタント(中小企業診断士) 「日本を起業家で溢れる国に!」をライフワークに奮闘中。会社を辞めずに起業する「週末起業」という起業スタイルを発案、この起業スタイルを全国に普及すべく「NPO法人週末起業フォーラム」を設立。ビジネスパーソンの起業教育を行う。(株)アンテレクト代表取締役社長。著書はベストセラー「週末起業」(筑摩書房)