Vol.16 週末起業にコーチングを活かす! 成功を加速するコミュニケーションスキルの威力!
2008年3月14日
週末起業家の抱える悩みを乗り切る方法と、稼ぐポイントなど、いかにメリットに着眼し発展継続させていくかを経験者が語ります。
●自分のコーチを雇う
前項までで、コーチングのスキルを修得して週末起業に活かすという側面を考えてみましたが、コーチングを受ける、すなわち自分のコーチを雇うという側面での活用も忘れてはなりません。自分のコーチを雇うことは、すべての週末起業家にメリットがあるはずです。
コーチングの目的は対象者のパフォーマンス(業績、成果)を向上させることです。あなた自身の能力・才能をフルに発揮できるように、コーチからのサポートを受けることは、費用がかかるにしても最も効率のよい投資だと言えるでしょう。以下、コーチを雇うことの具体的なメリットについて考えていきます。
(1)目標とその達成イメージが明確になる
目標の設定はコーチングにおいて極めて重要な部分です。起業を目指すのなら、目標くらい、コーチの助けを得なくてもわかっている、と言われそうですが、実際にそうかと言えば、心もとないものです。
目標を具体的に挙げ、なぜその目標を達成したいのか、しなくてはならないのか、具体的にどうなれば目標を達成したことになるのか、さらに達成した後に何をしたいのかといった質問に、理路整然と答えられる週末起業家は、決して多くないでしょう。たとえ答えを持っているにしても、本当にそれでよいのかといった不安を抱えていたりもします。
コーチはさまざまな質問を駆使して、週末起業家の持つ目標を具体的なものにし、その達成イメージを明確に描くことをサポートしていきます。目標の達成イメージが明確になればなるほど、達成のための具体的行動をとりやすくなります。当然、達成する確率も高まります。
(2)目標達成へ向けての意識の集中を継続できる
一人でコツコツと目標達成へ向けての努力を続けていくことは、大きなエネルギーを要するものです。週末起業が上手くいかないとしたら、努力を続けられないというのが最も大きな原因でしょう。他の週末起業家・起業家と交流することで、何とかモチベーションを維持していく工夫も必要ですが、結局のところ、起業家は孤独なものです。
コーチはそのような週末起業家を、マラソンの伴走者のようにサポートしていく存在です。コーチを雇うと、目標達成への取り組みの状況を、定期的にコーチと話し合うことになります。具体的な行動を起こし、上手くいった場合には、その成功体験をコーチと話すことにより、自己信頼を築いていくことができるでしょう。
コーチは相手の成功を心から認める存在です。それにより、週末起業家であるあなたの、さらなる行動へ向けてのモチベーションが高まります。また、行動ができなかったり上手くいかなった場合でも、その理由やそこから学んだ教訓について、コーチと共に考えていくことが大切です。
さらに、目標達成からそれてしまうような取り組みをすれば、コーチは率直にそれを指摘し、軌道修正することを助けてくれるはずです。目標達成へ向けて自分が具体的にどのような行動をとるかについてをコーチに約束するので、約束を守ろうという気持ちがゴール達成への意識の集中を助け、怠け心の克服にも役立ちます。
本業の収入があることから、ついつい取り組みが甘くなりがちなのが週末起業家です。コーチを雇い、自分自身を行動に駆り立てるのは、賢い工夫だと言えるでしょう。
(3)眠っていたアイデアや発想が目覚める
コーチは相手の気づきを引き出していくことを意図的に行なう技術を持っています。巧みな質問により、新たな視点を生み出し、あなたの中にある様々なアイデアや発想を引き出していきます。人間、自分の頭で考えることを怠けがちですが、コーチから質問を受けると、それに答えるために、自分の頭で考え始めます。
そのプロセスで頭の中が整理され、気づきが起こるのです。また、知恵を絞って答えをみつけようとすると、忘れていたアイデアや発想を思い出したりもします。私自身も、自分のコーチを雇っています。仕事のアイデア出しのためにコーチの助けを借りることはしばしばあります。
自分だけで考えるより、コーチとのやりとりをしていく方が、頭の中がはるかに活性化されていきます。コーチが考え方のさまざまな視点を提供してくれたおかげですばらしいアイデアが浮かんだことは、一度や二度ではありません。

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ナビゲーター:森英樹

お名前:森英樹
戦略経営コンサルタント、ビジネスコーチ
急成長中堅企業で最年少事業部長を経験した後、その優れた経営センスとシステム感覚を活かすべく、コンサルタントに転身。スキルアップと自立を目指す個人を対象としたサービスに着目し、戦略経営コンサルティングで培ったノウハウを活用してコーチング及び起業支援事業に取り組む。(株)アンテレクト取締役副社長。
著者は「起業のネタ!」他。












