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起業コラム&ノウハウ

週末起業はこうやれ

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Vol.16 週末起業にコーチングを活かす! 成功を加速するコミュニケーションスキルの威力!

2008年3月14日

週末起業家の抱える悩みを乗り切る方法と、稼ぐポイントなど、いかにメリットに着眼し発展継続させていくかを経験者が語ります。

●コーチングのビジネスモデル

もし、本格的にプロコーチとして起業することを考えるなら、どのようなビジネスモデルがあるか、知っておく必要があります。基本的には、ほかのあらゆるビジネスと同様に、まずは提供する商品と、顧客ターゲットを設定してみることが不可欠です。

では、コーチングの商品について考えてみましょう。コーチングと言えば、個人相手のコーチングが頭に思い浮かびます。1回あたり30〜40分間のセッションを、週に1回、月に合計4回行なうというのが一般的です。料金としては、月額で2〜3万円といったところでしょうか。

3ヶ月単位で契約を結ぶことが多いようです。形態としては、面談か電話ということになります。最近はIP電話であるスカイプを利用するコーチが増えています。スカイプを利用すれば、通話料がかかりませんので、遠隔地のクライアントでも、電話料金を気にせずにセッションをすることができます。

一人あたり2〜3万円の個人クライアントとして抱えるとすれば、プロコーチとして独立する場合、数十名のクライアントが必要だということになります。現実的に考えて、それはなかなか困難でしょう。毎週、数十名のクライアントとセッションをする姿を想像してみてください。

不可能とは言いませんが、よほどの体力と精神力が必要でしょう。独立しているプロコーチは、個人クライアントとの契約のみで生計を立てているわけではありません。個人セッション以外のプロコーチの収益源は、コーチングを教える仕事です。つまり、セミナーや講演、研修といった仕事が大きな収益源となります。

コーチングのスキルそのものを教えるケースもありますが、顧客ターゲットに合わせてコーチングを活用したセミナー商品を自ら開発し、実施する場合もあります。セミナーや講演、研修といった仕事の場合、個人相手のビジネスとすると、自分で集客まで含めて展開することになり、かなりの負担となります。

ですのでやはり、法人相手のBtoBビジネスとして取り組むのが効率的です。コーチングと言えば、個人相手に行なうものというイメージがあるかも知れませんが、実は法人研修の市場が非常に大きく、プロコーチとして独立するなら、はずせない商品なのです。

個人向けのセッションを、企業に売ることも可能です。企業の幹部や社員に対する個人セッションを、会社が費用負担して行なうといったやり方です。個人との契約のように、一人ずつ顧客獲得するのではなく、何名かのセッション契約を一括して獲得できるので、これもまた、非常に効率的です。

このようなスタイルは、コーポレート・コーチングと呼ばれたりもします。上司がコーチングスキルを修得し、部下の能力開発に役立てることも可能ですが、上司・部下ではどうしても利害関係があるため、「本音で話す」ことを重視するコーチングとしては、本来の機能を発揮できない場合があります。

そのため、部外者であるプロコーチにセッションを依頼するというニーズがあるのです。個人向けのセッションでは、電話やスカイプが主流ですが、コーポレート・コーチングの場合、企業に出向き、会議室などのスペースで実施されるケースも多いです。

時間設定をした上で、入れ替わり立ち代りで、対面によるセッションを行ないます。法人向けでは、グループコーチングというサービスの提供も可能となります。コーチングはコーチとクライアントが一対一で行なうのが通常ですが、クライアントが複数いれば、グループコーチングとなります。

このスタイルは、最近は「ファシリテーション」と呼ばれることもあり、企業に招かれて会議を司会進行するといったケースがあります。相手の中にあるものを引き出すというコーチングの機能が、会議メンバーのアイデアを引き出すのに通じることから活用されるサービスです。

また、コーポレート・コーチングと同様、利害関係のない第三者であるコーチが会議を仕切ることで、恨みっこなしでよりよい結論を導き出そうという意図もあります。法人顧客の獲得については、通常の法人向け商品の営業プロセスをたどっていくことになりますが、個人クライアントの獲得については、人脈をたどって紹介というケースが多いようです。

既存の人脈に頼らず、個人クライアントを獲得するには、ホームページやブログで希望者を募り、無料で「お試しセッション」を行ない、契約にこぎつけるといったやり方が取られています。このやり方の場合、事前にどれだけコーチがクライアント候補と親密な関係を築けるかにかかっています。

いくら「お試しセッション」があるとは言え、いきなり見ず知らずの相手を自分のコーチに指名するというのは、なかなか勇気のいることです。私の場合も、個人クライアントとの契約をたくさんして来ましたが、いずれも、長い期間、メルマガの読者であった方や、フォーラム等の活動で私についてよく知っていたという方々がほとんどです(私の方は相手を知らないことが多いのですが)。

ですので、いかにして自分の人となりをわかってもらうか、に工夫をし、エネルギーを使う必要があります。そのためには、メルマガ・ブログといったツールを使い、情報発信していくという定番ノウハウはもちろんのこと、例えばセッション契約に先立って、セミナーやワークショップを開催してみるというのも良い方法です。

何か自分の人生目標を立ててみるといったワークショップを開催し、その実現のために、個人セッションを提供するといったストーリーなら、比較的受け入れられやすくなるはずです。

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  • ナビゲーター:森英樹

    お名前:森英樹
    戦略経営コンサルタント、ビジネスコーチ
    急成長中堅企業で最年少事業部長を経験した後、その優れた経営センスとシステム感覚を活かすべく、コンサルタントに転身。スキルアップと自立を目指す個人を対象としたサービスに着目し、戦略経営コンサルティングで培ったノウハウを活用してコーチング及び起業支援事業に取り組む。(株)アンテレクト取締役副社長。
    著者は「起業のネタ!」他。