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起業コラム&ノウハウ

週末起業はこうやれ

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Vol.9 サラリーマン時代に身に付ける起業スキル

2007年12月21日

週末起業家の抱える悩みを乗り切る方法と、稼ぐポイントなど、いかにメリットに着眼し発展継続させていくかを経験者が語ります。

1.はじめに

私たちは、「会社を辞めずに起業する!」ことにより、会社からの精神的・経済的・社会的自立を実現することを提唱しています。しかしだからと言って、決して会社を「敵視」するものではありません。起業と会社勤めとは、対立概念ではなく、自分のスキルを活かす場やその方法が、少し違うだけだとも言えるでしょう。

実際、会社で学んだ知識や経験・スキルを全く使わずに週末起業をする人は、極めて少ないでしょう。起業ネタを考える際に欠かせないのが、自分自身を「たな卸し」してみることです。自分がどのような勤務先で働き、どのような仕事をし、スキルを身に付けたかは、「たな卸し」の項目としては欠かせません。

週末起業に取り組み、会社依存から脱していずれは独立するにしても、会社で身に付けた知識・経験やスキルは、あなたにとっては一生の財産です。そう考えると、会社はあなたにとって、スキルを身に付け、磨く場なのです。

知識・経験やスキルを身に付け、磨く場として勤務先の会社をとらえると、週末起業家としてもっと活用することができるかと思います。また、会社勤めしている間でなければできないことも、たくさんあります。そこで今回は、サラリーマン生活の中で、どのように起業スキルやノウハウを身に付け、それを週末起業に生かしていくかについて、考えてみます。

2.勤務先のビジネスを知る

起業をするとは、「立ち位置」を変えることである、と事ある度に提唱させていただいています。ビジネスで言えば、「買い手」から「売り手」へと「立ち位置」を変えることが、起業するということです。その手前として、メルマガやブログの「読み手」から「書き手」へと「立ち位置」を変えることがあります。

サラリーマンでいる間は、その「立ち位置」自体は変わりようがないかも知れません。しかし、心のありようを変えて、自分自身の仕事への取り組み姿勢をシフトすることは可能ではないでしょうか。会社で行なう仕事も週末起業も、ビジネスであることに変わりはありません。

本業の仕事でも、あなたはビジネスに取り組んでいるのです。「言われたことを言われたとおりにやる」と考えるのではなく、まずは自分の勤務先の会社が行なっているビジネスの一翼を担っていると考えてみましょう。

もしかしたら、あなたは会社の「歯車の一つ」でしかないかも知れませんが、会社「全体」の中で、あなたという「歯車」はどのような役割を担っているか、考えてみてください。ビジネスや経営の全体像をつかむことは、週末起業のビジネスであっても、必要不可欠です。

会社が取り組んでいるビジネスの全体像は、週末起業のノウハウに照らし合わせて考えてみると、よく理解することができます。まずはどのようなきっかけで、自分が勤める会社のビジネスが始まったのかを調べてみましょう。

創業者は立派な「起業家」のはずです。創業者は、どのようにして「起業ネタ」を発想したのでしょうか? 「好きなこと・関心があること」「できること・得意なこと」「時流に乗っていること」のいずれか、あるいは重なったネタを起業ネタにしているはずです。

そのネタを、どのようにして発展させて現在の会社があるのでしょうか。顧客ターゲットを明確にし、自社の商品をつくり、販売ルートを開拓して社業を発展させて来たはずです。さらに、どのようなビジネスシステムを採用しているか、調べてみてください。

週末起業の基本ノウハウでは、ビジネスシステムを「調達→告知→受注→請求→回収→納品」のステップで考えていきます。あなたの勤務先の会社では、それらのステップはどのようにしているでしょうか。ビジネスの「生きた教材」としての企業の中に、あなたはいるのです。

それは絶好の「学び」の場です。さらにもう一歩踏み込んで、その会社の社長あるは創業者として、今まで会社を発展させてきたことについて、イメージを描いてみましょう。詳しくわからないことは、想像でもかまいません。起業を決意し、まず取り組んだことは何でしょうか?

どうやって商品をつくり、どのように広告宣伝をし、売上げを稼ぎ、組織を整えていったでしょうか。ここでイメージをしっかりと描ければ、あなたは自分自身のビジネスについてもイメージを描けるようになるはずです。業種や業態が違っても、ビジネスの基本は変わりません。まずは自分が現在取り組んでいる「本物」のビジネスを使って、イメージを描くトレーニングをするのです。

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  • ナビゲーター:森英樹

    お名前:森英樹
    戦略経営コンサルタント、ビジネスコーチ
    急成長中堅企業で最年少事業部長を経験した後、その優れた経営センスとシステム感覚を活かすべく、コンサルタントに転身。スキルアップと自立を目指す個人を対象としたサービスに着目し、戦略経営コンサルティングで培ったノウハウを活用してコーチング及び起業支援事業に取り組む。(株)アンテレクト取締役副社長。
    著者は「起業のネタ!」他。